【ヒット率100倍の商品企画】 「消費者ニーズ」には3つの層があることをご存知ですか?
「消費者ニーズ」といっても、応えようとする対象を間違えると、必ず失敗します。
下の図をご覧ください。
三角形の底辺が、顕在化している表層のニーズ、三角形の頂点部分が最も深層(心の奥底)のニーズです。
上(深層)から順に、・・・
- 人生ニーズ(Beニーズ)---○○な人生を送りたい
- 生活ニーズ(Doニーズ)---△△をしたい
- 商品ニーズ(Haveニーズ)---××が欲しい
という3つの層で構成されている、消費者ニーズの深層構造理論です。
各層には、複数層のニーズがあり、それぞれが、「目的」⇔「手段」という関係で繋がっています。
商品企画・開発で対象にするニーズは、どの層のニーズでしょうか?
答えは、生活ニーズ(Doニーズ)です。
その下のHaveニーズは顕在化しているニーズで、既に商品・カテゴリーが存在しています。
そのため、この「××が欲しい」という”声”をニーズだと捉え、そのまま鵜吞みにして商品を作っても、ニーズは充足されている(=凡人コンセプト)か、ニーズが存在しない(=変人コンセプト)ため、失敗します。
この消費者ニーズの深層構造理論を活用すると、ターゲットのニーズ層構造(仮説)を明らかにすることが可能になります。
[出典]『消費者ニーズの法則』(1995年)